コトバノチカラ ~ASDoQ大会2017参加レポート~
こんにちは、たかくです。少し間が空きましたが、ブログ書きました。
11月2日に名古屋大学で開かれた『ASDoQ大会2017』に参加してきました。
では、参加レポートを!!
1.「ASDoQって??」
ASDoQは、システム開発文書品質研究会(Association of System Documentation Quality)の略称です。ソフトウェアの開発過程で作成される文書の品質を考えていく有志の集まりです。
ASDoQ大会は、年1回のフラッグシップイベントです。
2.「今年のテーマ」
今年のテーマは、「言語技術」です。つくば言語技術研究所所長の三森ゆりか氏の招待講演のメインテーマでした。
3.なぜ、言語技術?
こんなこと、ありませんか?
- 言いたいことが、うまく相手に伝わらない。
- 伝えたつもりが、違う意味・意図で伝わってしまう。
- ディベートで、言い負かされてしまう。
こういった、「旨く伝わらない!!」というお悩みを解決するための、1つの手段として、言語技術があります。
4.こんなスキルです。
例えば、
- 新聞を読む
- 読んだ情報を分析する
- 得た情報を第3者に伝える
一見、当たり前のようですが、決して易しいことではありません。
言語技術のトレーニングの一例を紹介します。
これは、ドイツの国旗です。「この旗をすべて言葉で伝えましょう!」、どうですか?意外とことばだけで伝えるって難しいですね。
日本の国語教育(学校での)では、読んだモノをどう解釈するかに重きが置かれて、表現のスキルは、扱われないことが多いです。
三森氏の講演で知ったことですが、欧米では、書く力・議論する力を小学校から積み重ねのカリキュラムでたたき込むそうです。そして、高校卒業時には、母国の文学作品について、評論するスキルをつけることを目標とするそうです。
5.これからの方向性
グローバルになる一方の社会において、日本でずっと続いていた、「以心伝心」の文化だけでは、立ちゆかなくなっているのが現状ではないかと、たかくは思います。いい仕事をするためにも、そして生きていくためにも、もう一度、国語の力を見つめ直す時期なのではないかと思います。
ASDoQ大会2017に参加して、思いました。
6.参考リンク
三森氏が主宰する「つくば言語技術研究所」Webサイトへのリンクです。
ASDoQ大会2017で、ワークショップを行った、鈴木史恵氏が主宰する「ことのは国語教室」Webサイトです。
三森ゆりか氏の著書、「子どものための論理トレーニング・プリント」の紹介です。内容は、オトナでも侮れませんよ!
こちらも三森ゆりか氏の著書、「大学生・社会人のための言語技術トレーニング」の紹介です。ホントのオトナ向けです。(^0^)